![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sc680ff9d075d97f6/image/i5ba07ea8fd86fc97/version/1517647430/image.jpg)
使用の有無とお手入れ方法の異なる4種の羽毛パックを
下から33度で温め、上からサーモグラフィーで観察しました。
温度差がわかりやすい温度分布にしてあります。
真っ青になっているという事は、
温められた羽毛ふとん内の熱が、表面から放散されていることを示します。
つまり、温かくないおふとん、という事。
中に充填されているのは、使用済み 且つ 除塵のみのお手入れをした羽毛。
人間の皮脂や塩分が浸み込んだ羽毛を、洗浄はせずに塵・ホコリのみを取り除く処理をしたものです。
羽毛についた汚れはそのまま残っているので、羽毛がフワッとしていません。
ベタッネトッとしたまま縮んでいるので、パック内で羽毛のない部分ができ、
そこから温まった空気が逃げてしまっている状態です。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sc680ff9d075d97f6/image/i9e96d9d39e0467ec/version/1517649643/image.jpg)
順に、使用済み スチームのお手入れのみ ➔ 使用済み 洗浄のお手入れ ➔ 新しい羽毛
となります。
新しい羽毛なのに、青いところがあるのはなんで?!
それは、今回の実験が湿度を与えていない為だと思われます。
羽毛は吸着発熱する自然素材。
実際には眠っている人から出た水蒸気が付着したときに、熱量が発生します。
それが今回の実験では、人の寝床として最も適した33度に設定はしてありますが、
湿度の設定はありませんので、吸着熱による温度上昇は含まれていないと思われます。
いずれにせよ、長年使用した羽毛ふとんが温かくないのは、羽毛自身が汚れて縮んでいるから、
羽毛が壊れてしまっているから、マス目間を羽毛が移動してスカスカな部分ができているから、という他に、
羽毛が固まることで羽毛の過疎化が進み、放熱されてしまうから、だという事がよくわかる実験でした。
羽毛を完全洗浄する リフォームは、とても有効です。
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