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学齢期のこどもの眠り

ベビーベッド・添い寝を経て、やがてこどもさんが自分のおふとんで眠るようになっていきます。

自分で歩き、食べることができる時期になると、赤ちゃんの時ほどクオリティーにこだわらなくなっていく事が多いように見受けます。

幼稚園や学校でいっぱい活動して疲れていれば、一晩中目を覚ますこともなく眠るでしょう。

大人は困ることがないので、寝具の質に無頓着になっていくのでしょうか。

 

しかし案外、【すっきり起きられない】【朝起きると頭や首が痛い】【すごく肩が凝って目が覚める】なんて事を感じているお子さんが多いのです。

何故でしょうか。

 

私は、合わない寝具やパジャマを着ていない事に原因があると考えています。

今寝具の購入先としてTOPを占めるネット通販。

謳い文句と口コミを頼りに、商品選択をするしか手立てはありません。

眠りはとてもプライベートなものなのに、他人の主観や商業的なフレーズだけを拠り所にするしかないなんて、果たしてよい品物選びができるのだろうか・・・と思ってしまいます。

子どもさんと言えど、ちゃんと試して触って決めてあげて頂きたい。

私たちが見ていて、硬すぎるマットレスやおふとんで眠っているお子さんがとても多いです。

そして化繊の寝具を掛けているお子さんも圧倒的。無駄な寝返りが増える条件がばっちり揃っています。

 

さらに、娘の話を引用しますが、起きたとき肩が凝ってしんどいと言っている同級生がいたそうです。

冬のことで、寒いからたくさん着込んで眠っているのだとか。

おふとんでなく、トレーナーやフリースをたくさん着て体を暖めているのですね。

寝返りを打つのも一苦労でしょう。着ても着ても寒くて、きっと体を丸めているのでしょう。

起きた時の疲労感は相当なものだと思います。

しかし子どもには“こんなもん”。それ以外を知らなければ、“こんなもん”で済ませてしまいます。

訴えてくることは、あまり期待できません。

 

お父さん・お母さんが気づいてあげてほしい。

私たちが子どもの頃に比べ、眠りを邪魔するものが大量にある今の時代。

そして今の子ども達はとても忙しい。

代謝の良い子どもの汗をしっかり吸収し、ちゃんと体を暖めることのできる寝具を用意してあげることは、

こどもさんへのサポートです。

健康は日々の積み重ね。眠りも食事と同じ、体を作ります。