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寝返りの激しい乳児の眠り

昨日ご来店のお母さんとおばあちゃん。

生後9ヶ月を過ぎ寝返りが激しくておふとんに収まらないと、大きめの子どもふとんをお求めになりました。

お話を伺うと、生後すぐからずっと同じおふとんをお使いとのこと。

 

生後産院で使われている赤ちゃんのおふとんは、固敷きと呼ばれる敷き寝具でカチカチに硬い。

窒息や背骨への配慮から硬い仕様になっていますが、私なら一晩も眠っていられないでしょう。

硬いうえ、夏は暑いし冬は寒いからです。

SIDS(乳幼児突然死症候群)は、窒息とは別の要因が言われています。政府広報参照

窒息と背骨への影響を考慮しても、もっと快適な気持ちよいおふとんを用意してあげられるはず。

 

小川ふとん店では、コットン100%・ウール綿100%等の、やさしいおふとんを揃えています。

肌触りはもちろん、赤ちゃんの体からたくさん出る汗をしっかり吸収・肌に残さない。

自然素材の中綿をしっかり入れたおふとんで、しっかり保温。

保温と吸湿をしっかりしてあげることは、一日をほとんど眠って過ごす赤ちゃんの大切なサポートです。

 

生後6ヶ月を越え、自分で寝返りを打つようになると、前述の固敷きふとんでは、

猛烈な寝返りを一晩中繰り返す乳児が多いです。

いくらエアコンをかけても、固敷きふとんに接している背中が暑くて不快で、

それから逃れるため一晩中転がり続けます。

子供さんにとってもお母さんにとっても、質の悪い眠りとなってしまします。

 

自然素材の中綿を使ったおふとんでは、適度なエアコンでちゃんと眠ることができます。

背中が不快ではないからです。夏の眠りを左右するのは“背中”です。

 

あまりに激しい寝返りを打つ乳児・幼児・学齢期のお子さんの場合、

敷き寝具の中綿がコットン・ウールなどの自然素材であるか? 硬すぎはしないか? 

を見直してあげて下さい。