羽毛布団 心地を大事に選ぶパターン

羽毛診断 羽毛布団のリフォーム お客様に説明
羽毛布団のキルトを少しほどいて羽毛を少量取り出し、その傷み度合いを見るのが羽毛診断。リフォーム可能かどうか一目瞭然です。

ご主人が数十年来使い続けてこられたお気に入りの羽毛布団を、リフォーム希望でお持ちになりました。

数年前当店でご購入頂いた冬用羽毛布団をご主人にお使いになったところ、『今までのふとんがいい』とおっしゃり、

それからずっと、こちらをお使いになってきたそうです。

 

中の羽毛を取り出して見ると、リフォームができるギリギリのところでした。

使用年数通りの傷み具合です。ダウンが汗や脂を吸着して縮み(ピリング)、切れたダウンやファイバーが目につきます。

しかし、20~30年ほど前の羽毛布団には、わりとたっぷり羽毛が充填されているので、洗浄しても今の合い羽毛位の量は残ります。ですので、リフォーム・買替えどちらの選択も有ることをお伝えしたところ、買替えなさることになりました。

 

新しい羽毛布団を選ぶのに、一番大切に考えたのが “心地” です。

昨日までお使いになっていたおふとんに包まれる心地よさがたまらなくお好き、というお話でしたので、

細い糸で織った上質でしなやかな側生地・ボリュームの出すぎない合い掛け(羽毛量700g)・キルトは5×6マス。

こちらをご購入頂きました。体が包まれる感覚は間違いないと思います。もし問題があるとするならば、重さです。

 

使い込んでヘタリがあっても、今までお使いの物は、よりたくさん羽毛を充填していた時代の冬掛けですから、

側生地含め1500g程あります。それに比べると半分ほどの重量になりますから、体に載せた時の感覚はかなり変わります。

今回、足りない重さはタオル地の若干重めのカバーを付けることで補って頂くことに。

 

数日後に伺いますと、全く問題なくお使いになっているとのことで、よかった、安心しました。

ご満足いただけているをわかった瞬間が、喜びです。

お話を伺って、しあわせ感じる羽毛をお仕立てます。サイズ・側生地の柔らかさ軽さ・羽毛のクオリティ・キルトすべて自由に。
上質な合い掛け羽毛。側生地が薄くて柔らかくてしなやか。羽毛は上質。冬掛けでなくても、十分暖か。