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SIZEが生み出す問題

今月に入って相次いだ【SIZE】問題について、今日は書きます。

 

体格のよい旦那さま・ほぼ標準的な体格の奥さま。お年は40~50代と、私とあまり変わらない世代の方々です。

 

オーダーピローや羽毛ふとんのオーダーリフォームでご来店頂き、“なんだか急に、おふとんを重く感じるようになった”“肩や首がしんどくて、寝ても疲れがとれない”“眠りが浅くて寝た気がしない”といった不満やお悩みを吐露して下さいました。

 

 

そこで私たちがご提案したのが、【敷き寝具を分ける】こと。皆さん、ふたりでセミダブル(横幅140㎝=シングル100㎝より40㎝広いだけ)・ダブル(横幅160㎝=シングルより60㎝広いだけ)にお休みだったのです。今までは何も問題なかったかもしれません。しかしここへ来て、不具合を感じるようになってこられた訳です。体調の変化・寝具の劣化…原因は様々だと思いますが、見直しの必要なタイミングにきている、そのことは確かなのです。

 

 

1人で幅100㎝を自由に使う。これが快眠の最低条件だと、私は思います。寝返りを打つ・掛け布団をたぐり寄せるなど睡眠中のどんな動作も、眠りにくくなった身には、同じベッドにいる相手の存在が影響します。“無意識”に、遠慮してしまうのです。遠慮した方のほうに、不眠などのお悩みが出てきてしまいます。病院の付き添いベッド(横幅80㎝)を数ヶ月間使った経験がありますが、こっちの方がまだ良いかもしれません。なぜなら他の影響を受けないからです。自分の体の生理に従って、動くことができるからです。

 

 

1人100㎝を実現しようとすると、家全体の部屋の使い方を見直す必要すら出てきてしまうかもしれません。しかし、寝るのは毎晩のこと。

そして問題を放置すると、その影響は日中にまで及んできますから、お部屋の使い方を考えることに、十分その価値はあるのではないでしょうか。

 

 

もし100㎝が難しいなら、オーダーという方法もあります。手作りオーダー敷き布団なら、横幅何㎝でも作れます。お部屋の間取りでお困りでしたら、一度ご相談下さい。