セミオーダーマットレス　取扱いSTART！

新たに、セミオーダーマットレスの取扱いを始めました。その決め手となったのは、①お客様の体によりフィットする＝より良い寝姿勢を作ることができる点、そして②パーツ替えができる＝傷んだパーツを交換して使い続けられる点、でした。

眠ることに困っている方が多いのは随分前からですが、同世代の方や中学生のご来店が増えてきた印象があります。疲れがとれない･･･朝が一番体がだるい･･･。まだまだ働き盛りの世代や、勉強にクラブ活動にと人生で一番忙しいんじゃないかと思われる中学生が、ちゃんと寝たい！と思ってご来店になるので、ふとん屋としてではありますがなんとか解決したいと、その道具である寝具の開拓をしています。

基本的にはあまり好きではない(笑)ウレタンのマットレス。蒸れる・重い・干せないという欠点はありますが、自然素材にはない優れた点があります。それは、思い通りの反発を作り出せること。

発泡の度合いで、反発力・柔らかさ（硬さ）を幾通りも作ることができるのです。

①より良い寝姿勢を作る

姿勢判定をし、お客様の体格の凹凸を調べることから始めますが、この凹凸が人によってまちまちなんです。

肩甲骨が飛び出した方、お尻が飛び出した方、肩甲骨もお尻も同等程度に飛び出した方･･･そしてその凸凹の大きさも人それぞれです。敷き寝具は、この凹凸をしっかり埋めて隙間をなくし、横になっている間の姿勢を首～腰までスッと背骨がまっすぐになる様保つことができなくてはいけません。　⬇このように⬇

横になった人の体で最も凸凹の大きいのは、肩です。横向き寝の時に最大の凸が生まれます。

それを腰～背中～首までスッとまっすぐな姿勢にする為には、敷き寝具の肩を受け止める部分がより凹む必要があるのです。そうでないと、首の付け根部分でグッと上向きな姿勢になってしまいます。

ウレタンは柔らかさと支える反発性を出しやすい素材ですので、3種類の柔らかさとキューブの大きさの変化で144通りのマットレスを作ることができ、睡眠で困っている方によりよい寝床を作りやすいのです。

補助サポートパットを入れることもあります。腰・膝裏などの凹みが大きな方にはこのパットを使って隙間を埋め、筋肉のこわばりのない睡眠を取って頂ける様調整します。

マットレスにより、首～腰までスッと一直線の良い寝姿勢をとれる様調整をした後、上に敷く厚手の敷きパット　もしくは薄い敷き寝具を選びます。これらには必ず自然素材のものを選んで頂いています。ウレタン素材には、吸湿・保温をする力はありません。それを補う為、またウレタンマットレスを傷みにくくする為、しっかりわたの入ったものをおすすめします。

寝姿勢＋吸湿保温の備わった敷き寝具のできあがりです。オーダー枕も合わせてご注文頂いた場合は、ここから枕の高さ調節に入ります。

②パーツ替えをして使い続ける

このマットレスは、3種類の柔らかさと2種類のキューブの大きさがあり、４分割になっています。

これらの組み合わせによって１４4通りのマットレスができ、お客様の体格に合わせたマットレスを作ることができるのです。そして傷んだ部分だけ買い替えることで、他のパーツやカバーは使い続ける事ができます。

これが私共が惹かれた一番のポイントです！

できればすべて、コットンやウールの自然素材だけで作った寝具をおすすめしたいのです。洗ったり打ち直しをすることで何度も使え、使命を果たした後は自然に還るからです。しかしそれだけでは悩みを解決できない方もいらっしゃるので、やはりウレタンも必要･･･。しかし実際使っていくうちに傷むのは、肩と背中・お尻の当たる部分のみ。頭や足先までぺちゃんこになることがあまりありません。ですが、今までは“丸ごと捨てて買替え”しかありませんでした。そんな中出合った、部分替えのできるマットレス。傷んだ部分だけ購入して交換すればよいので、価格も抑えられるし、ゴミも減らせる･･･やったー！！でした。

（そしてもうひとつ。それなりのお値段を出して購入することも長持ちのコツと言えます。お手頃価格のウレタンは、密度が低いためへたりが起きやすい傾向にあります。つまり買替えの頻度が高い、ということです）

こちら現在は、ご来店頂いて計測→試し寝の手順でのお申し込みとなっております。

そして。ウレタン素材のお嫌いな方・軽くて扱いのしやすいものをお探しの方には･･･

トラス・サポートマットがおすすめです。干す必要がなく洗うことのできる、介護用品発の敷き寝具。こちらもお試し頂けます。ご予約をお取り下さいますようお願い致します。