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マットレス・敷きふとん 買替えのタイミングは?

敷き寝具の買替えを知るコツを示した画像

先日のNHKあさイチの特集、“寝コリ座りコリ”でした。

私たちが日常的にお客様に話していることと完全一致と言ってもいい内容で、

ここぞとばかりに今、書いています。

 

寝にくい…

起きたとき腰肩首バッキバキでしんどい…

寝た気がしない…

そんなお悩みをなんとかしたいと、大半の方が【オーダー枕】を作りたいと来店されます。

 

しかし。。。

枕だけでお悩みを解決できるケースは、全体の20%程。

大勢の方に、敷き寝具の大切さをお話しし、実際に試して頂くことになります。

もちろん、ご購入云々とは別の話。

専門店として、敷きの寝具が眠りの要であることをまずお伝えし、

枕と合わせて総合的に睡眠を見直す必要性を理解下さる様、注力します。

結果、■マットレス・おふとんの買替え ■お使いのマットレス等にプラスする補助寝具のご提案 など、

お客様のプランに合わせて、ベストもしくはベターな策を考えます。

 

写真のように、仰向けで寝転んだ時、腰裏にスッと手のひらが入ってしまう様であれば、

その敷き寝具は買替えのタイミングにきています。

■隙間がある=浮いている、という状態では、体に無用な力が入ったまま寝ている➔しんどい➔寝返りが増える

■寝返りを打つにも力まないといけない➔寝ている間に疲れてしまっている➔起きた時の不満感になる

悪循環が起きてしまっています。

しかし、この状態に自分で気づくのはなかなか難しいのです。

腰裏の隙間は徐々に大きくなっていくので体に慣れが生じ、毎日どうにか眠れてしまうからです。

 

なんとなく朝起きた時が一番しんどくて、日中段々マシになる、という方は、

腰裏に手を入れてご自身の敷き寝具のチェックをしてください。

隙間があれば、買替えを。

すぐに難しい場合は、まず①使っていない敷きふとんがお家にないか探して、あればそれを載せて応急措置を。

②敷きふとんがなければ、放送にもあった通り、羽毛ふとんを載せましょう。

 ※まだまだ使う予定の羽毛ふとんは避けた方が無難です。羽毛が潰れたり生地が裂ける原因になりかねません。

羽毛の敷きパット

ちなみに、これは敷き専用の羽毛ふとんです。

掛けふとんと異なる点は、

 ①生地・・・かなり厚め硬めの生地を選んで作ります。日々体重がかかるので、繊細な生地は使いません。

      さらに、脱脂加工を施し、ご自宅できれいに洗濯できる仕様にしています    

 ②羽毛の質・・・ダックダウン(あひる)を使用。掛けふとんではダックよりもグースをお薦めしますが、負荷のかかる敷き

        羽毛には、ダックを使用します。       

マットレスとウールの敷きパットを一緒に使う
敷きふとんとウールの敷きパットを同時に使う

当店では、マットレスであれおふとんであれ、必ずウールやコットン綿の入ったパットやおふとんをセットでお薦めします。

役割は、➊保温・吸湿・汚れ防止 ➋腰裏膝裏かかと裏の隙間を埋めて寝姿勢を整える このふたつ。

 

➊マットレスやおふとんは簡単に洗える物ではありません。ですが、うすいカバーを付けただけで毎日使い続けると、

汗や皮脂がマットレスやおふとんにまで浸透し、においや汚れに。それを防ぎながら、特にマットレスが苦手な保温と吸湿を担うのが、この綿の入ったパットなんです。

➋さらに寝姿勢を整える役割も。

 

これらを体格に合わせて選び、枕を調整します。

寝返りをスムーズに打てるようになり、朝の目覚めが変わりはじめると思います。

 

寝具は眠るための道具。

お悩みがある方は、どうぞ専門店にご相談下さい。

くれぐれも試し寝をせずの購入は避けて下さいね。