枕の役割。それは、寝ている時にできる敷きふとんと頭部・頸部の隙間を埋めること。この隙間の大きさには、性別や体型によって個人差があります。だからおのずと、適した枕はひとり一人違った形に。ご自身にぴったり合った枕をつくる為には、「首や頭の高さ」や「肩幅」などを充分に考慮し、寝姿勢に合わせ細かく調整していく必要があります。何度でも細かな調整のできる枕が、当店のオーダーメイド枕です。ご自身に合った枕は、首や肩への負担が軽くなり心地良く眠れます。そしてそれは、翌日しっかり活動できたり、気力を持って行動できることへとつながっていきます。
眠りのお悩みや生活スタイルのこと・・・今お使いの寝具について・・・ベッドに横になったり、いろいろお話を伺いながら、ゆっくり調整して合わせていきますので、どうしても1~2時間はかかってしまいます。お客様が重ねると、大変長い待ち時間となってしまう為、ご予約をお願いしております。ご協力お願い致します。
電話予約 072-973-2828 小川ふとん店
〇祝日は通常どおり営業しております
はじめに、ネホリハホリお話を伺うことから始めます。お使いの寝具・今の体調・眠りのお悩みや不満等の有る無しに始まり、生活全般やお仕事内容・・・をお聞きして、問診表に記入していきます。『え?睡眠と関係あるの?!』という質問もあるかもしれません。しかしながら、眠りは様々な要素で成り立っています。 より良い睡眠環境のご提案の為には、その要素についてまず知ることが大切ですので、いろいろなお話を聞かせてくださいね。
5分割枕の構造を表したモデル枕。①で完成した問診表を元に、その方に合った枕を私達がセレクトし、こういったモデル枕を例にお話をすすめていきます。上向き・横向きの別と、そのパーツに載せる身体の部位を記してあります。横向き時に肩幅を受け止める両サイドは高めに、仰向け時に後頭部を受け止める真ん中設定するのが基本の形。まずは、枕の構造と役割から知ってください。
こちらは、7分割構造のモデル枕。両サイド(赤い字のパーツ)の縦長長方形を更に2分割してあります。寝返りを頻繁にする方や、横向き寝の時間が長い方におすすめしています。タテに2分割することで、中のパイプが片寄るのを防ぎ、必要な枕の高さをキープしやすくなります。
頸椎弧のカーブを計測。自然体で立つと、首のつけね~背中のぐりぐり(第七頚椎)まで、人の身体は内側へカーブを描いています。敷きふとんに仰向けで横たわると、この部分に空洞ができます。そこを埋めるのが枕の仕事。当店のオーダー枕では真ん中3本が、首と頭を支え敷きふとんとの隙間を埋めます。ここで出た数値が、枕の真ん中3本の高さになってきます。
肩幅を計測。寝返りをうって横向きで眠るとき、肩幅のサイズが重要になります。
敷きふとんがある程度沈みこんで肩を支えますが、肩幅分すべては埋もれません。どうしても三角形に近い空洞ができます。横向けの状態では、この空洞を枕が埋めまます。ここで出た数値は、枕両サイドの高さを決めます。
④の計測値と①の問診表を元に、仮り枕を作成します。と同時に、ご自宅でお使いの敷き寝具に近い状態を店内にて再現します。これは、敷き寝具の固さ柔らかさで、枕の高さが変化してしまうため。ご自宅に持ち帰って使うとまるで寝心地が違う・・・という事態になりにくいように、再現した敷き寝具とセットで、仮り枕を試して頂きます。
実際に仮り枕を使ってみると、敷きふとんの影響もあって、計測値だけでは予測のできなかった寝姿勢になることがあります。不自然になっている部分は、パーツごとにグラム単位で細かく調整していきます。
計った適正な量のパイプを、各パーツに入れていきます。すべての袋にファスナーがついていますので、一回きりでなく何回でもパーツごとの調整が可能。
各パーツに入れ終わったら、袋ごとにその重さを計測し記録します。 再度試寝をして頂き、問題なければOK!
まくら問診から始まり、およそ1時間で仕上がります。その場でお持ち帰り頂けますので、今晩からお使いになれます。
※体重の増減や体調の変化、また敷き寝具を変えた時などは、すべて枕の高さに変化が出ますので、厳密に言えば調整が必要です。ご希望があれば再調整しますので、是非ご連絡ください。記録を元に微調整いたします。
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※形状・大きさ・高さによって金額が変わります。
計測時に使う道具たち。はかり・じょうご・メジャーカップなど。
オーダーまくらは、一度作ったらそこで終わりの枕ではありません。この枕の特長は、お手入れすることでベストな状態を末永く維持できること。例えば、敷ふとんが変わる・体重が3キロ増減する、どちらも敷きふとんへの体の沈み込み方が変わり、よって枕の高さも変化してしまいます。また、長期の使用すると中材のパイプにもヘタリが起こります。これらはすべて枕の再調整が必要なタイミング。どうぞマイ枕をご持参下さい。はじめて枕作りをした時と同じ様に、調整します。しっかり睡眠をとっていただく為の、大切なメンテナンスです。
人がまっすぐラクな姿勢で立った時、これが自然で最も負担の少ない姿勢です。この時の体を横から見ると、頚椎~腰骨にかけてゆるやかなS字ライン描いています。このS字ラインを保った状態で横たわるのが理想的な寝姿勢。S字ラインをこわすことなキープすることのできる敷き寝具と枕が、良い眠りにとって大事な道具なのです。
横向き寝の時、枕がしないといけない仕事。肩が敷きふとんに沈み込んでも、なお出来る頭と敷きふとんの間の隙間。これをちょうど埋めることです。横向け時に使う左右両サイドの枕の高さを、肩幅に合わせて調整。頸椎や首に負担をかけず、筋肉の緩んだ自然な寝姿努を保つことができます。敷きふとんと背骨が平行になっているかどうかが目安です。
正しい使い方・当て方をマスターしましょう。おふとんに入った時に気をつけて頂ければ大丈夫。以下の間違った使い方をご覧になって、そうならない様にだけ気をつけてください。
名づけて、あたまチョンがけ。
頭の上半分だけが枕に載っている状態です。首の下、敷きふとんとの間に空洞ができていますね。首が宙に浮いてしまって、枕に支えられていない為、首の後ろの筋肉が、眠る事で疲労してしまいます。
名づけて、のりあげすぎ。
肩を越えて、背中部分まで枕の載っています。一見よい寝姿勢見えますが、両肩が内側に入り込み、首の両サイドがリラックスできていない状態です。
ダメな横向きの当て方
トップを支える部分の高さが低すぎて、首が下向きに折れてまっています。首と枕の間に三角形上の隙間ができ、これでは首の左側が折れて凝り、右側は筋肉が張って痛みが出てきます。
枕の調整には、再調整も含め、少々時間がかかります。お待たせすることのない様、ご予約をお願いしております。
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